青年の椅子 (1962)

源氏鶏太の原作を松浦健郎が脚色、西河克己が監督したサラリーマンもの。撮影もコンビの岩佐一泉。

監督:西河克己
出演:石原裕次郎、芦川いづみ、二代目水谷八重子、山田吾一、宇野重吉、東野英治郎、滝沢修、芦田伸介、小川虎之介

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prime video : 青年の椅子 (1962)
・YouTube : 青年の椅子 (1962)

https://youtu.be/Y7dHqt5DIfo

青年の椅子 (1962)のストーリー

ここ鬼怒川温泉では、日東電機のお得意様招待の新年宴会が盛大に行われていた。芸者衆がずらりと居並ぶ前で、ハッピ姿でサービスにつとめる社員たち。舞台で踊り終った大取引き先の畑田商会社長(東野英治郎)は、同じく大取引き先の矢部商会社長の令嬢美沙子(二代目水谷八重子)の隣に腰をすえた。酒癖の悪い畑田は、やがて美沙子にからみ出した。困った彼女は、そばに神妙に控えている社員高坂(石原裕次郎)に助けを求めた。最初はためらったものの、畑田の態度をみかねた高坂は我れ知らず畑田を投げ飛ばしてしまった。くさった高坂はビールをつかむと風呂場へ降りて行った。そこで畑田と出会った彼は、畑田から意外なことを聞いた。湯浅営業課長(宇野重吉)を失脚させて社をくいものにしようとする陰謀があるというのだ。先刻の事は水に流して仲直りした二人は、湯浅を守ることを誓い合った。一方、タイピストの十三子(芦川いづみ)と美沙子は高坂に好意を持っていた。面白くないのは十三子に婚約を破棄された営業部員の大崎(藤村有弘)と、美沙子につきまとう矢部商会の専務田崎(高橋昌也)であった。二人は何とかして高坂をクビにしようと企んでいた。さらに田崎は日東電機の菱山総務部長(滝沢修)と組んで、日東電機を食いものにしようとしていた。菱山一派は行動を開始した。菱山は湯浅に、彼の部下の悪事をあばき責任をとるように迫った。辞職しようとする湯浅をひきとめた高坂は、畑田の力を借りてまき返しを開始した。美沙子を慕う矢部商会の木瀬(山田吾一)も高坂に協力を申し込んだ。そのうち田崎が情婦にバーを経営させているという情報をつかんだ高坂と木瀬はそこへ乗り込んだ。そこには菱山、田崎、大崎の面々がたむろしていた。その帰り二人は七首を持った愚連隊に襲われた。菱山達の陰謀はまぎれもないところとなった。高坂や美沙子達に迫まられた田崎は、全てが菱山の企んだことと白状した。高坂は菱山部長をつかまえ、皆のいる前で彼の陰謀をすっぱ抜いた。菱山と田崎はクビになり、高坂は十三子に結婚申込をするのだった。

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