鉄火場の風 (1960)

熊井啓の脚本を、牛原陽一が監督した裕次郎のアクション・ドラマ。撮影は姫田真佐久。

監督:牛原陽一
出演:石原裕次郎、北原三枝、芦田伸介、赤木圭一郎、宍戸錠、梅野泰靖、東野英治郎、佐野朝夫

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鉄火場の風 (1960)のストーリー

夜の津軽海峡を渡る連絡船の甲板に立つ一人の男。畑中英次(石原裕次郎)は、東京の双葉組の元代貸で三年前、呉羽組組長殺人の犯人として逮捕され、網走刑務所に送られた。が、それは無実の罪で、実は呉羽組の元代貸、現組長・高木(芦田伸介)の呉羽組組長となり更に双葉組をもおさえようとの奸計によるものだった。確証はなかったが畑中はそれを知っていた。しかも彼の恋人那美(北原三枝)は高木の情婦になっている。東京に着いた畑中は呉羽組事務所のあるキャバレー・モンパルナスで高木と会ったが物別れ、昔なじみのレストラン・万福の店主、木内(殿山泰司)をたずね再会を祝い合った。木内の娘昌子(清水まゆみ)は畑中を恋していた。ところがその夜畑中のもとへもたらされたのは、十年間関東トコロ払いの親分衆への回状だった。高木が親分衆をたきつけたのだ。畑中は親分衆がそろう郊外の賭場へ乗込み高木とサイコロで対決、その八百長を一同にばらした。男を下げた高木は、かねて計画の野球場襲撃を企て仲間に畑中の子分・速水健(赤木圭一郎)を引き入れた。襲撃の前に健をオトリに畑中をおびき出し室へ閉じこめた。安心した高木は呉羽親分殺しの真相を明かした。勝誇って去る高木。しかし健が秘かにおいて行ったジャックナイフで畑中は脱出した。野球場襲撃後、高木が高飛びするとにらんだ畑中は、那美のもとへ駆けつけその行方を聞きただした。案の定、高木から那美に飛行場へ来るよう指令が来ていた。那美を伴い飛行場へ急行した畑中と高木の間に激しい戦いが始まった。負傷しながら畑中は駆けつけた警官隊の応援で高木を倒した。「昌子さんと幸せに……」那美は畑中の前から去った。

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