夜霧の慕情 (1966)

野上龍雄がシナリオを執筆、松尾昭典が監督したアクションもの。撮影はコンビの岩佐一泉。

監督:松尾昭典
出演:石原裕次郎、桑野みゆき、芦田伸介、宍戸錠、梶芽衣子、河上信夫、藤竜也、金子信雄、桂小金治

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夜霧の慕情 (1966)のストーリー

堀部良郎(石原裕次郎)は東陽会の大幹部だったが、堅気の人には親切で花売娘の奈美(梶芽衣子)の面倒を見ていた。ある日、会長の中根(芦田伸介)が逮捕された。中根はその時、自分の女亜紀(桑野みゆき)の面倒を見ることと、また、相良(宍戸錠)と共に組を守るようにと良郎に言い残した。だが、相良と良郎は昔から犬猿の仲だった。二人は度々衝突し、ついに良郎は、組の仕事から手を引けと、相良に言った。すると相良は旭会と組んで良郎を邪魔し始めた。良郎は亜紀に会った時から、秘かな慕情を抱くようになっていた。そんな良郎に亜紀は、中根の世話になっているのは嫌だから、一緒に逃げようと言うのだった。その頃、旭会の安価なヤクが出廻って良郎の仕事が行きづまった。探ってみると、旭会は東西製藤の久保(金子信雄)から流してもらった睡眠薬スパMをヤクに混ぜていた。良郎もスパMを手に入れようとしたが、久保は頑強に良郎の申入れを拒んだ。このままでは旭会の勢力下におかれてしまうので良郎はあせった。ところが、間もなくあれ程頑強に拒んだ久保がOKの返事をよこした。良郎はその理由が何であるか思い当った。亜紀が久保に頼んだのだ、久保は前から亜紀に惚れていた、恐らくその代償に……。良郎は急いで亜紀に会った。その夜、二人は越えてはならない一線を越えてしまった。良郎は中根に対する悔恨に悩んだ。そんな二人の関係を感ずいたのが相良だった。会長の女に手を出した良郎を激しくなじった。そして俺が眼をつぶっていれば、誰にもわからないから、二人で逃げろと良郎に命じた。だが、良郎は自分のことは自分で仕未するからと、相良の申し出をつっぱねた。相良が邪魔な自分を、追っぱらって組を一人占めにしようとしてるのがわかっているからだ。その頃、花屋の奈美は良郎の心配をしながらも、耕一(藤竜也)に魅かれてゆく自分の気持をいつわることができず、二人は結婚することになった。良郎はその話を聞いて喜んだ。そして子分の貝津(江角英明)にお祝いに行かせ、自分は亜紀の止めるのをふり切って、刑務所へ中根を迎えに出かけるのだった。そして出所した中根に打明けると、中根は怒ったが、結局二人を許してやるのだった。良郎が亜紀と旅立とうとしている時、中根が相良に殺された。良郎は亜紀を残して旭会に乗り込み、相良を倒した。だが自分もすでに深手を負っていた。亜紀のもとへとハンドルを握りながら、良郎は次第に薄れてくる意識の中で亜紀の顔を思い浮べるのだった。

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