泣かせるぜ (1965)

新羽靖之の“海賊船”を、小川英と中西隆三が脚色、松尾昭典が監督したアクションもの。撮影もコンビの岩佐一泉。

監督:松尾昭典
出演:石原裕次郎、渡哲也、浅丘ルリ子、梶芽衣子、大坂志郎、名古屋章、桂小金治、花澤徳衛、川地民夫、三島雅夫

amazon : 泣かせるぜ (1965)
・prime video : 泣かせるぜ (1965)
・YouTube : 泣かせるぜ (1965)

泣かせるぜ (1965)のストーリー

この航海に、海の愚連隊と呼ばれ、悪名高い第五黒潮丸の連中を連れていこうと提案していた。白石浩(渡哲也)も不承不承ながらこれに従い、黒潮丸を訪れた。しかし、船長の響伸作(石原裕次郎)をはじめとする、黒潮丸の乗組員はあっさりこの申し出を拒否した。やがて黒潮丸が出漁する日が迫り、伸作以下黒潮丸の連中は飲みおさめの盃をかたむけていた。そんなとこに、黒潮丸の連中をあきらめきれない山路(大坂志郎)と浩があらわれ、酒場は大乱闘の場となってしまった。この喧嘩で浩は負傷し、バーのマダム千加(浅丘ルリ子)に助けられて、千加が伸作と恋仲とも知らずしだいに千加に魅かれていった。翌日黒潮丸は出航した。が、途中黒潮丸は調理室のプロバンガスが洩れて、調理室は爆発し、船は沈没してしまった。おりよく通りかかった船に助けられ陸にもどった伸作だったが、船主の渋川(桂小金治)の怒りにふれ、船会社をクビになってしまった。これを知った千加は、伸作の身を案じて、山路に伸作の白鷺丸乗船をたのんだ。しかし、数年前、ふとした事故から貨物船を追われたことのある伸作は、最早昔の夢を追いかけようとはしなかった。そんな伸作に腹をたてた浩は、再度伸作と鉄拳を交えた。が、そんなある日黒潮丸の乗組員松吉が、大金をにぎったまま自殺した。この事件に不審を感じた伸作は白鷺丸に関係があると見て、事情を探ろうと白鷺丸乗船を決意した。案のじょう白鷺丸は、積荷をニセものととり替え、船を爆発させ、保険金詐欺を働こうとしていたのだった。危機一髪爆破寸前に船を脱れた伸作は、今は事情を知り仲直りした浩と共に、首謀者山路とこの事件の黒幕三宅(三島雅夫)を打ちのめした。伸作たちの気持を知った渋川は、第五黒潮丸とそっくりの第六黒潮丸を伸作に与えた。数日後晴れて出漁する伸作や浩の顔は明るく輝いていた。

関連記事

  1. 花と竜 (1962)

  2. 遊侠三国志・鉄火の花道 (1968)

  3. 鉄火場の風 (1960)

  4. 青年の椅子 (1962)

  5. 黄金の野郎ども (1967)

  6. 風林火山 (1969)

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。