青春とはなんだ (1965)

山田信夫と舛田利雄が共同でシナリオを執筆、舛田利雄が監督した青春もの。撮影もコンビの横山実。

監督:舛田利雄
出演:石原裕次郎、十朱幸代、高城淳一、須賀不二男、太田博之、根岸一正、吉田毅、中村上治、佐久間三雄、伊藤純一

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青春とはなんだ (1965)のストーリー

米国留学十年の野々村健介(石原裕次郎)は、英語教師として田舎の高校に赴任した。そこには不良高校生のグループが、激しく対立していた。南日高校の教壇に立った健介は、生きた英語を教えるため、青空のもとで恋愛談議に花を咲かせた。そんな健介の方針に進学組の保夫(太田博之)たちは、非難の声を浴びせた。そんな頃、学校では橘(根岸一正)、久保(吉田毅)、寺田(中村上治)、吉野(佐久間三雄)の不良グループが、乱闘のさい相手方の旭高校の生徒から時計を奪い、警察沙汰となり、橘が取ったということで、警察に連行された。健介は、うっせきした青春のエネルギーが、不健康に渦まく現状に、暗い気持だった。一方教員の間でも、教頭の勝又(須賀不二男)派と山角(高城淳一)派が強く対立していた。やがて、橘の処分は、退校と決まった。この発表は生徒の間で問題となり、討議を起した。健介は、そんな彼らに運動の喜びを教えるため、自らラグビー部のコーチとなって、久保や寺田を誘った。素直さを取り戻した久保や寺田は、健介に本当に時計を盗んだのはPTA会長の息子の友田(松島武)だと告げた。橘はヒロイズムから、罪を買って出たという。ある日勝又が監督する野球部がグランドを占領した。デカイツラをする野球部に怒ったラグビー部に、健介は、怒りはギリギリの線までがまんするよう教えた。その頃学校では、男女生徒が二派に別れて橘退校反対署名運動と、貧しいために長期欠席を続ける初子へのカンパ運動を始めていた。初子への資金は集った。だが橘無罪の証明は困難であった。だが久保と寺田が旭高校の番長に渡りをつけ、時計を盗られた佐原を首実験につれ出した。自責の念にかられた友田は、罪を自白した。そして、これを機に学校の黒い霧も晴れ、明るい青春がよみがえった。

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